作業服はきちんと洗って清潔に 汚れに合った洗い方は?

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現場で働く方々のユニフォーム。作業服。一昔前までは男性が着る物というイメージが強かったかもしれませんが、今では現場で働く女性も増え男女関係なく多くの方が着用しています。作業服を着て働く姿、カッコいいですよね。

ただそれは清潔感があってこそ。現場で働けば作業服が汚れることは避けられません。汚れの種類も様々ですから、汚れを落とすことを諦め洗濯がおざなりにしてしまっている方も多いのではないでしょうか。

(作業服を着て仕事する方の暑さ対策)

他の洗濯物とは一緒に洗いたくない!(泥汚れ・粉塵汚れ)

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たくさんの汚れや埃が付いた作業服を下着なんかと一緒に洗いたくないものです。酷い泥汚れや粉塵汚れがあれば、他の洗濯物まで汚れてしまいそうですよね。

ただその為に洗濯機を2回まわすのも面倒ですし、何より洗濯機がすぐ駄目になってしまいそう。私も作業服を着る仕事をしているので昔はよく悩まされたものです。

そこで私が利用したのがお風呂の残り湯です。

洗濯機にいれる前に、残り湯のある浴槽に放り込むのです。そして10回程揉み一晩放っておきます。翌朝浴槽を見てみると底には泥がたくさん。洗濯物は洗濯機へ、そして浴槽はシャワーで洗い流すだけ。他の洗濯物への汚れ移りや洗濯機に与えるダメージを防ぐことができます。

残り湯に汚れた作業服を投入する際に洗濯用洗剤を加えるのも汚れを落とすのに効果的です。

現場の油汚れ、どう洗う?

落ち辛いのが油汚れです。繰り返し洗濯してもなかなか綺麗になりません。しかし、ここでも役に立つのがお風呂の残り湯。また残り湯かよ!なんて思う方もいるかもしれませんが、皆さんが日々経験してることと同じ原理なんです。

食器を洗う時、お水で洗うよりお湯で洗った方がすぐに汚れを落とせますよね。それと同じ原理です。油は温度が高いと分解されやすい為、普通のお水よりも温度の高いお湯の方が汚れを落とし易いのです。残り湯のなかで油汚れの部分を集中的に揉み洗いすれば油汚れが浮いてきます。

理想の温度は40度以上なので、残り湯の温度が低い場合は洗面器に新しくお湯をはってその中で洗う方が良いかもしれません。

それでもしつこい油汚れは?

そうなんです。お湯で洗っても落ちないこともあるんです。そんなしつこい油汚れに私も悩まされてきました。しかしある魔法の道具を使うことによりこの悩みを克服したのです。油汚れ、、、。皆さん日々の生活の中でこれを気にする場面が他にありませんか。

そう、食器洗いです。私が使った魔法の道具は食器用洗剤。少し抵抗ありますよね。しかし私が今まで使用した中では特に問題はありませんでした。それにこの方法、驚くほど汚れが落ちます。油汚れの部分に食器用洗剤を垂らし、湯の中で擦るだけでみるみる汚れが落ちていきます。

さすが食器用洗剤。油に特化しているだけのことはありますね。抵抗のある方はオーガニック系で刺激の弱い物から試してみるのも良いかもしれません。

その他の汚れ(水溶性の汚れ)

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上記で紹介してきた汚れ以外のものといえば、墨汚れや草染みなどでしょうか。普通に洗濯してもなかなか落ちないですよね。一般的ではありますがこれらの汚れに効果的なのが酸性漂白剤です。液体漂白剤を直接汚れ部分に垂らし強く擦り合わせましょう。

これで綺麗になる筈です。また専用のブラシなどを使うのも効果的です。専用といってもそんなに高価なものではなく、ドラッグストアはもちろん100円ショップなどにも置いてあります。普通の衣類であれば痛んでしまうことを懸念しますが、作業服のような頑丈な衣類はブラシでゴシゴシ洗って大丈夫です。

洗濯用洗剤も色々。それぞれに得意分野がある!

今ではかなりの種類が存在する洗濯用洗剤。買い物に行ってもどれを買うか迷ってしまいますよね。香りも様々ですから好きな香りで選んでいる人も多いのではないでしょうか。私も昔は好きな香りの洗剤を選んでいました。

しかしこの洗濯用洗剤、それぞれ得意とする汚れがあるそうなんです。内包する成分やその割合によって落ちやすい汚れの種類も変わってくるんですね。特に油汚れを落とすのに大事な洗剤がアルカリ性であることです。油汚れの成分は酸性ですから相対するアルカリ性の洗剤を使用して中和させることによって汚れを落としてくれるようです。

また洗剤を選ぶうえで悩むのが液体洗剤と粉洗剤ですが、汚れを落とすことに長けているのは粉洗剤です。得意とする汚れを調べて洗剤を購入する。また複数購入して使い分けるなんていう洗濯方法も良いかもしれませんね。

ネット買える作業服用洗剤

今では作業服用洗剤という物も販売されています。インターネット通販などで多種多用な物が販売されており、またドラッグストアなどにも置いてあることがあります。この作業服用洗剤ですが他の洗剤とどう違うのかというと界面活性剤と言われる成分の割合がかなり高いのです。

界面活性剤とは簡単に言うと水と油を解け合わせる成分です。

洗濯機の中の水と服に付いた油性の汚れを解け合わせる。服から油汚れが溶け出されていくわけです。しかしこの界面活性剤、決して身体に良いものではありません。むしろかなりの有毒性。下水処理場でも分解出来ない成分らしくそのまま海へ放流しているそうです。

身体の健康も環境汚染も気になりますよね。すっかり汚れてしまった作業服だけを洗う際には良いかもしれませんが、他の衣類も一緒に洗濯する際には市販の界面活性剤の成分割合が低い洗剤を使用することをお勧めします。

衣類が痛む可能性も0とは言えませんから。

パリッとした作業服姿へ

汚れをしっかり落とした作業服。でもそれがヨレヨレだと少し格好悪いですよね。でも作業服ってヨレヨレになりやすいんですよね。仕事着はやはりきちんと着るべきです。しかし作業着にアイロンをかけるのも少し面倒。でも干す時にパンパンするのも大変です。

そこで最後にアイロン無しでヨレヨレを解消する簡単な方法をご紹介します。作業服だけでなく他の衣類にも効果的ですので試してみて下さいね。洗濯→脱水の終わった作業服をまずは簡単に畳みます。畳んだものを2、3枚を積み重ねて洗濯ネットの中へ。

洗濯ネットがパンパンになる位がベストです。それを洗濯機に入れ再度脱水します。数分後取り出せばヨレヨレだった作業服がしっかりと形どった作業服に変身。あとはそれを干すだけです。汚れも落ちて皺の無い作業服の完成です。

綺麗な作業服を着れば気持ちも晴れて一日良い仕事ができるはず。私はそう思います。皆さんも仕事着を大切に。パリッとした姿で仕事に臨みましょう。

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